二級ボイラー「新・重要問題200

 サンプル

 

【目 次】

第1編 ボイラーの構造・・・・・P1P22

第2編 ボイラーの取扱い・・・・P1P20

第3編 燃料と燃焼・・・・・・・P1P20

第4編 ボイラーに関する法令・・P1P22

 

1.二級ボイラー【新・重要問題200】について♪

 

○ 最近実施された二級ボイラー技士試験問題(公表・非公表)を対象に、細目毎に分類・整理したものです。 

○ 問題数は計200題(総枚数:A4で約95枚)です。

○【解答と解説】には、力が入っています。

○ この度、全面的に見直しを実施し、新規問題を大幅に取り入れました。(H25.06

 

「重要問題」は、2005年誕生以来の歴史があります。

「重要問題160」→「重要問題20」→「重要問題200」→【新・重要問題200

 

2.学習方法について♪

 

1)二級ボイラー「新・重要問題200」をすぐ解いてみる。

2)教本で一問毎に確認する。(深く掘り下げる)

3)二級ボイラー「新・重要問題200」をもう一度、最初からやる。

4)各科目とも90点を取るまで繰り返す。←重要です!

5)法令を得意科目にする(他の科目を補う)ことも、合格のキーポイントです。

6)HPの「二級ボイラー試験問題―合否判定」をクリアーする。


二級ボイラー「新・重要問題200

 

【第1編 ボイラーの構造】

 

1.1熱及び蒸気

 

問1 熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。(H24.4公表)

 

(1)標準大気圧のときの水の飽和温度は100℃で、圧力が高くなるに従って飽和温度は高くなる。

(2)水の蒸発熱は潜熱ともいい、圧力が高くなるに従って大きくなる。

(3)標準大気圧のときの水の蒸発熱は、水の質量1kgあたり約2257kJである。

(4)過熱蒸気の温度と、同じ圧力の飽和蒸気の温度との差を過熱度という。

(5)1kgの湿り蒸気の中に、x kgの乾き飽和蒸気と(1- x )kgの水分が含まれている場合、をその湿り蒸気の乾き度という。

 

 問2 熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。(H23.4公表)

 

(1)水が沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまでは、水の温度は一定である。

(2)水の飽和温度は、標準大気圧のとき100℃で、圧力が高くなるに従って高くなる。

(3)飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるに従って小さくなる。

(4)飽和蒸気の比エンタルピは、その飽和水の顕熱に潜熱を加えた値である。

(5)水の蒸発熱は、圧力が高くなるに従って大きくなり、臨界点に達すると最大になる。

 

問3 熱及び蒸気に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H22.4公表)

 

(1)標準大気圧のもとで、1kgの水の温度を1℃高めるのに要する熱量は4.187kJである。

(2)標準大気圧のときの水の飽和温度は100℃で、圧力が高くなるにしたがって飽和温度は高くなる。

(3)水が飽和温度に達し、沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで飽和温度は一定である。

(4)水の蒸発熱は、圧力が高くなるにしたがって小さくなり、臨界圧力に達すると0になる。

(5)飽和蒸気と飽和水との密度の差は、圧力が高くなるにしたがって大きくなる。

 

問4 標準大気圧のもとにおける熱及び蒸気に関する記述として、正しいものは次のうちどれか。(H15.10公表)(H16.4.20)

  

(1)比熱の大きいものは、温まりやすく冷えやすい。

(2)水の蒸発熱は、飽和圧力が高くなるほど大きくなる。

(3)同じ体積の水と蒸気にそれぞれ同じ熱量を加えれば、温度の上がり方は同じである。

(4)一般に質量1kgの水の温度を1℃高めるのに要する熱量は、4.187kJである。

(5)過熱蒸気とは、乾き飽和蒸気のことである。


問5 次の文中の内に入れるA、B及びCの語句の組合せとして、正しいものは()()のうちどれか。

「固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が伝わる程度を表す(A) 率は、両側の流体と壁面との間の(B) 率及び固体壁の(C) 率とその厚さによって決まる。」(H24.4公表)

      B      C

(1)熱貫流    熱伝達    熱伝導

(2)熱貫流    熱伝導    熱伝達

(3)熱伝達    熱貫流    熱伝導

(4)熱伝達    熱伝導    熱貫流

(5)熱伝導    熱伝達    熱貫流

 

問6 ボイラーの容量及び効率に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H22.4公表)

 

(1)蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、単位時間に発生する蒸発量で示される。

(2)蒸気の発生に要する熱量は、蒸気の圧力、温度及び給水の温度によって異なる。

(3)換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるのに要した熱量を基準状態の熱量で換算したものである。

(4)換算蒸発量Geは、Gを実際蒸発量(kg/)、h1、h2をそれぞれ給水及び発生蒸気の

比エンタルピ(kJ/kg)として、次式で求められる。

 (h1+h2)/2257  (kg/)

(5)ボイラー効率とは、全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合をいう。

 

問7 伝熱に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H18.10公表)(H17.4公表)(H14.7.18

 

(1)伝熱作用は、熱伝導、熱伝達、放射伝熱の三つに分けることができる。

(2)温度の一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ順次熱が伝わる現象を熱伝導という。

(3)液体や気体が固体壁に接触して、固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達という。

(4)空間を隔てて、相対している物体間に熱が移動する現象を対流伝熱という。

(5)固体壁を通して、高温流体から低温流体へ熱が移動する現象を熱貫流という。

 

 



解 答 と 解 説

 

【第1編 ボイラーの構造】

注)解説文中のページ数について:二級ボイラー技士教本(日本ボイラ協会)の概略関係ページを

参考までに示す。

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問1 熱及び蒸気について

解答:2

解説:◎出題頻度大 P37

(2)水の蒸発熱は潜熱ともいい、圧力が高くなるほど小さくなり、ある圧力に達すると0になる。

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問2  熱及び蒸気について

解答:5

解説:P37

(5)水の蒸発熱は潜熱ともいい、圧力が高くなるほど小さくなり、ある圧力に達すると0になる。

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問3  熱及び蒸気について

解答:5

解説:P16P26

(5)飽和蒸気と飽和水との密度の差は、圧力が高くなるにしたがって小さくなる。P26

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問4  熱及び蒸気について

解答(4)

(1)比熱の大きいものは、温まりにくく冷えにくいP3

(2)水の蒸発熱は、飽和圧力が高くなるほど小さくなる。P4

(3)同じ体積の水と蒸気にそれぞれ同じ熱量を加えれば、温度の上がり方は蒸気の方が大きい

     (水の比熱は4.187kJ/kgK 、蒸気の比熱は1.kJ/kgK

(4)一般に質量1kgの水の温度を1℃高めるのに要する熱量は、4.187kJである。→正しい

(5)過熱蒸気とは、飽和温度より高い蒸気のことである。

 

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問5 伝熱について

解答:1

解説:注目問題 P8,9

固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が伝わる程度を表す熱貫流率は、両側の流体と壁面との間の熱伝達率及び固体壁の熱伝導率とその厚さによって決まる。

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問6  ボイラーの容量及び効率について

解答:4

解説:注目問題  P13

(4)換算蒸発量Geは、Gを実際蒸発量(kg/)、h1、h2をそれぞれ給水及び発生蒸気の比エンタルピ(kJ/kg)として、次式で求められる。

 (h2ーh1)/2257  (kg/

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問7  伝熱について

解答:4

解説:出題頻度大

空間を隔てて、相対している物体間に熱が移動する現象を放射伝熱という。P9