一級ボイラー技士試験 新・精選問題200
【目 次】
第1編 ボイラーの構造・・・・・・・・P1~P26
第2件 ボイラーの取扱い・・・・・・・P1~P26
第3編 燃料と燃焼・・・・・・・・・・P1~P26
第4編 ボイラーに関する法令・・・・・P1~P26
【編集方針】
1.商品の一級ボイラー【新・精選問題200】について♪
○ 最近実施された一級ボイラー技士試験問題(公表)を対象に、細目毎に分類・整理したものです。
○ 問題数は計200題(総枚数:A4で約100枚)です。
○【解答と解説】には、力が入っています。
○ この度、全面的に見直しを実施し、新規問題と大幅に差し替えました。(H25.05)
二級ボイラー試験に合格すれば、直ぐに「一級ボイラー試験」に挑戦していただきたいと思います。 これが一番楽に合格する方法です。
2.学習方法について♪
1)一級ボイラー【新・精選問題200】をすぐ解いてみる。
2)教本で一問毎に確認する。(深く掘り下げる)
3)一級ボイラー【新・精選問題200】をもう一度、最初からやる。
4)各科目とも90点を取るまで繰り返す。
5)計算問題の攻略が一級ボイラー試験攻略のキーポイントです。満点を目指しましょう。
6)法令を得意科目にする(他の科目を補う)ことも、合格のキーポイントです。
一級ボイラー技士 新・精選問題200
【第1編 ボイラーの構造】
1.1 熱及び蒸気
問1 熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。(H24.04公表)(H22.04公表)
(1)圧力1MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度210℃の過熱蒸気にしたとき、この蒸気の過熱度は16.7%である。
(2)圧力が0.1MPaのときより、0.2MPaのときのほうが水の単位質量あたりの蒸発熱は大きい。
(3)換算蒸発量とは、常用圧力におけるボイラーの実際の蒸発量を最高使用圧力のときの蒸発量に換算したものである。
(4)熱と仕事はともにエネルギーの形態で、熱量3.6MJは電気的仕事量1kWhに相当する。
(5)熱を仕事に変えることは何らの制限なく容易に行えるが、その逆の仕事を熱に変えることには制限があって容易ではない。
問2 熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。(H23.04公表)(H20.04公表)
(1)圧力1MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度230℃の過熱蒸気を得たとき、この蒸気の過熱度は27.7%である。
(2)圧力が0.1MPaのときより、0.2MPaのときのほうが水の単位質量当たりの蒸発熱は大きい。
(3)換算蒸発量とは、常用圧力におけるボイラーの実際の蒸発量を最高使用圧力のときの蒸発量に
換算したものである。
(4)熱と仕事はともにエネルギーの形態で、電気的仕事量1kWhは、熱量3.6MJに相当する。
(5)蒸発熱は、0℃の水と飽和蒸気の比エンタルピの差であり、冷水から蒸気へと状態が変化するのに費やされる熱量である。
問3 伝熱に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H21.04公表)
(1)金属壁の表面とそれに接する流体との間の熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達率は極めて大きい。
(2)平板壁の熱伝導によって伝わる熱量は、壁の両側面の温度差及び伝熱面積に比例し、厚さに
逆比例する。
(3)放射伝熱は、物体が保有する内部エネルギーの一部を電磁波の形で放出し、それが他の物体面に当たり吸収される熱移動のことである。
(4)物体表面の単位面積から単位時間に出す放射エネルギーを放射エネルギー流束又は放射度といい、これは物体表面の絶対温度の2乗に比例する。
(5)固体壁の両側に流体があり、その間に温度差があれば、熱は高温流体から壁面を通して低温流体に伝えられ、これを熱通過又は熱貫流という。
問42 下図は比例式蒸気圧力調節器の比例帯設定目盛板を示す。指針が図の位置に設定されたとき、比例制御が行われる範囲は(1)~(5)のうちどれか。
なお、圧力は0.60MPaに設定されている。(H23.04公表)
-F -E -D -C -B -A -MIN |
0.39MPa |
0.09MPa |
比例帯設定指針 |
(1)0.09MPaから0.39MPa
(2)0.41MPaから0.69MPa
(3)0.60MPaから0.79MPa
(4)0.69MPaから0.79MPa
(5)0.69MPaから0.99MPa
問43 燃焼安全装置の主安全制御器の構成を示す次の図において、内に入れるAからCの用語の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。(※教本P167 図1.10.51 主安全制御器の構成 )
(H21.04公表)
A |
出力リレー(負荷リレー) |
B |
C |
増 幅 回 路 |
スイッチ 又は調節器 |
信号電流
バーナ回路へ |
火炎検出器から |
A B C
(1)シーケンスタイマ 安全スイッチ フレームリレー
(2)安全スイッチ シーケンスタイマ フレームリレー
(3)フレームリレー 安全スイッチ シーケンスタイマ
(4)フレームリレー シーケンスタイマ 安全スイッチ
(5)シーケンスタイマ フレームリレー 安全スイッチ
問44 次のようなシーケンス制御の基本回路の説明として、誤っているものは(1)~(5)のうちどれか。
(H20.04公表)(H19.4公表)
電源 |
R1 |
BS1 |
BS2 |
R1‐1 |
L |
1 |
2 |
BS1、BS2:ボタンスイッチ
L :表示灯
R1 :電磁リレー
R1.1 :電磁リレー接点
注)問題図は「教本」p126 図1.10.3 の左図(a)です。参照のこと
(1)ボタンスイッチBS1を押すと、電磁リレーR1はオンになり、表示灯Lが点灯する。
(2)リレーR1の作動により、メーク接点であるR1-1はオンになる。
(3)一旦ボタンスイッチBS1を押すと、BS1がオフになっても表示灯Lは点灯を続ける。
(4)ボタンスイッチBS2を押すと、表示灯Lが消えるとともに電磁リレーR1がオフになる。
(5)この回路は優先回路の1つである。
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