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3.一級ボイラー技士問題について
商品購入者に対して、勉強中に生じた疑問点をメールによりサポートしていますが、その一部をご紹介します。
1級ボイラー技士の計算問題について質問します。
1/18に1級ボイラー技士試験を受験します。現在、1級ボイラー技士の試験勉強中なのですが、
2級には無かった、計算問題について理解できない問題があります。
これは、「1級ボイラー技士試験標準問題集」の中の「燃料及び燃焼に関する知識」の問題です。
【問題70】 プロパンガス(C3H8)の理論乾き燃焼ガス量として、正しい数値(m3/m3)は次のうちどれか。
ただし、空気は容積割合でO2 21%,N2 79%とし、C3H8の燃焼反応式は次のとおりである。
C3H8+5O2 → 3CO+4H2O
【解答】
Vdo=3+5×0.79/0.21=21.8 m3/m3
※ 上記の解答で、21.8 m3/m3 に導くまでの考え方が分かりません。
【サポート】
理論乾き燃焼ガス量は、燃焼生成物のCO2と空気中のN2、つまり、CO2+N2です。
(乾き燃焼ガス ですから H2Oは考えない)
C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O
式から、C3H8を1m3燃焼させると、理論乾き燃焼ガス量は、
CO2 が3m3と N2 が 5×0.79/0.21 m3 となります。
(空気ですから、O2 が5m3 必要ですと、N2 は5×0.79/0.21 m3 となります)
∴ Vdo= 3+ 5×0.79/0.21= 21.8 [m3/m3]
返信)
説明を読んで、良く分かりました。 モルと体積の関係にやっと気が付き、理解できました。
その辺の理解が曖昧だったので、理解できませんでした。 どうも有り難うございました。
【質 問2】06/01/17
1級ボイラー技士の計算問題について質問します。
【問題】 次の第一種圧力容器のうち、第一種圧力容器取扱作業主任者の選任を要しないものは、次のうちどれか。
(1) 内容積が6m3のストレージタンク
(2) 内容積が2m3の連続反応器
(3) 内容積が3m3の加硫器
(4) 内容積が2m3のオートクレーブ
(5) 内容積が6m3の熱交換器
【解答】 (3)
【質問】
上記の問題を【ボイラー及び圧力容器安全規則】で、調べてみたのですが、どの規則に適用されるのか、良く分かりません。
【サポート】
過去にはこの問題は出ていませんね?取りあえず、お答えしておきます。
あとは、法規で調べてください。
第62条(第一種圧力容器取扱作業主任者の選任)
→(令)第6条(作業者主任者を選任すべき作業)
第17号 第一種圧力容器の取扱いの作業(次に掲げる容器を除く)
イ 第1条第5号イに掲げる容器で、内容積が5m3以下のもの
ロ 第1条第5号ロからニに掲げる容器で、内容積が1m3以下のもの
→(令)第1条(定義) 第5号
イ 蒸気その他の熱媒を受け入れ、又は蒸気を発生・・・・・・
ロ
ハ
ニ
→
第5号イ に該当するのは、ストレージタンク、加硫器、熱交換器
第5号ロ に該当するのは、連続反応器、オートクレーブ
以上を問題文にあてはめると
(1) 内容積が6m3のストレージタンク >5m3:選任を要する
(2) 内容積が2m3の連続反応器 >1m3:選任を要する
(3) 内容積が3m3の加硫器 <5m3:選任を要しない
(4) 内容積が2m3のオートクレーブ >1m3:選任を要する
(5) 内容積が6m3の熱交換器 >5m3:選任を要する
∴(3)が正解
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